STRAVISのカバー領域 COVERAGE
連結決算業務だけでなく、グループ経営に関わる多様な業務に対応
提供サービス各種サービス支援も提供
- 特別保守
- メンテナンス代行
- 連結業務
代行 - クラウド
環境提供
制度連結決算業務を軸に管理連結及び周辺の業務へも展開。更には連結決算領域に特化したサービス(BPO)も展開します。
制度連結
常に最新の会計基準に準拠した制度連結決算環境を提供
カスタマイズ不要・システム標準で様々な機能を持つSTRAVISは、データ収集から連結精算処理、レポート作成まで、連結会計業務の全てのプロセスにおいて、業務効率化を強力に実現します。また、40年超の導入支援で培ったノウハウも、惜しみなく提供します。
内部取引事前照合(STRAVIS-LINK)
データ収集段階において、親子間・子会社間でグループ内取引の照合を行うことが可能です。
報告される内部取引データの精度が向上し、照合差額調整に要する業務負荷の低減が期待できます。
収集状況一覧管理(STRAVIS-LINK)
親会社はリアルタイムにパッケージ収集状況を一覧確認することができます。
報告遅延発生をすぐに把握し、該当子会社に対し督促やサポートを効率的に行うことが可能です。
スケジュール管理(STRAVIS)
決算業務毎・担当者毎の連結決算スケジュールの計画を登録できます。
ドリルダウン(STRAVIS)
連結精算表から元になったデータを修正する画面まで、シームレスにドリルダウンを行うことが可能です。
これにより、効率的に精算表を分析できます。
ユーザ定義仕訳(STRAVIS)
連結実務においては全てのお客様で共通の連結修正仕訳以外に、お客様特有の修正仕訳が必要となることが少なくありません。これに対応するためにSTRAVISでは、ユーザが任意の自動仕訳を定義する「ユーザ定義仕訳」機能を実装しています。標準機能ですので、オプションとしての追加費用は必要ありません。
Excelアドイン(EX-REPORT)
EX-REPORTを使えばSTRAVISに格納されたデータを取得し、Excelでレポートを作成することができます。
データを取得には、専用のExcel関数を利用します。SUMやIF等のExcel関数をご利用の方であれば、当該関数はすぐに習得可能です。
管理連結
月次連結や、連結予算・見込作成も思いのまま
STRAVISでは、同一システム内に複数の業務を実装することが可能です。ゼロベースでの業務実装だけでなく、制度連結業務等で使用している環境をコピーし、実装作業を行うことで、様々な連結関連業務をスムーズに実装できます。
STRAVISユーザの管理連結業務の実装状況
STRAVISへの管理連結業務の実装は、制度連結のシステム化の次に取り組む要件として、数多くのお客様に採用されています。
管理連結業務実装の背景として、担当者が同一であることによる親和性の高さ、既存システムの有効利用(Excel管理からの脱却)のニーズが高いこと等があげられます。
STRAVISへの管理連結実装状況
管理連結への対応① 版の切り分け
業務(データ種別)を意味する「版」を切り分けることで、制度連結のみならず、月次連結、予算連結や予想(見込)連結等も実装することが可能です。
「版」をまたいだマスタやデータのコピー・共有も可能です。
「版」の数に制限はありません。「版」の追加自体に追加コストは発生しません。
版の概念イメージ
管理連結への対応② 柔軟な勘定体系
STRAVISでは、「版」毎に勘定体系を保持することが可能です。
管理連結上の勘定体系を制度連結よりも「粗く」設定・保持をする、という運用も可能です。
勘定体系イメージ
管理連結への対応③ 連結構造
STRAVISでは、「版」毎に連結対象範囲を設定することができるので、目的に適った範囲設定やシミュレーションが可能です。
「版」と連結の範囲
例)制度連結においては連結対象外のG社・H社を、管理上連結に含める場合の連結対象イメージ
管理連結への対応③ 連結構造
「版」を複数設定し、業務毎に連結処理内容もアレンジすることで、STRAVISを様々な業務で利用しているユーザー様もいらっしゃいます。
STRAVISで実施している業務と処理内容例
- … 制度連結同様の処理
- … 簡易処理
- … 対象外
横スワイプしてご覧いただけます。
- 収益側、債権側のみ入力し、突合は全額不一致で調整勘定で全額調整する
- 収益のみ入力し、突合は全額不一致で調整勘定で全額調整する
- 自動処理機能を利用せず、手仕訳を投入
- 直前四半期の仕訳をSTRAVIS内のコピー機能を利用して作成
- STRAVISユーザー定義仕訳機能を利用
- BS前当期差額から簡易作成
IFRS対応
複数会計基準対応、IFRS対応も万全
複数会計基準対応のSTRAVISなら、IFRS対応も一つのシステムで対応可能です。IFRS対応に必要な組換処理や、注記情報の収集等、お客様の要件に応じた実装パターンを複数用意しており、IFRS特有のGAAP差処理にも、標準機能で対応しています。
STRAVISのIFRS対応実績
電通総研はIFRSにかかる影響度調査や連結会計システムの導入等、様々なIFRS関連プロジェクトに従事し、豊富な導入実績・ノウハウを有しています
STRAVIS×IFRS導入会社数
IFRS動向への適時対応
電通総研は連結会計システムのリーディングベンダーとしてIFRSの最新動向や基準改正を把握・分析し、STRAVISの製品開発に反映、タイムリーな関連機能のリリースを行います。
IFRS対応テンプレートの提供
これまでのIFRS対応プロジェクトで培ったノウハウをもとに、IFRS対応に必要な各種テンプレートをご提供可能です。
IFRSパッケージテンプレート例
サブ連結
同一システム内にサブ連結環境も実装可能。
STRAVISには、親会社の連結環境だけでなく、サブ連結子会社の連結環境もSTRAVIS内に構築可能です。柔軟な連結構造を保持することができるSTRAVISを用いて、グループ全体のデータを一元管理することで、不正抑止やデータの見える化に貢献します。
サブ連結対応
地域統括会社による「サブ連結」に時間を要してしまうため、後続のグループ全体の決算作業が遅延するケースが散見されますが、STRAVISでは、サブ連結と全体連結を並行して実施することで、決算期間の短縮を図ることが可能です。
サブ連結対応イメージ
サブ連結事例:海外サブ連結→親会社自動提出(制度)
制度連結会計において、海外子会社が個別会計システムからのデータを取り込み、STRAVISでサブ連結処理を実施。親会社へはデータ連携機能を用いて財務データを提出しています。
サブ連結事例:海外サブ連結→親会社自動提出(見込/予算)
管理連結会計において、海外子会社がSTRAVISでサブ連結レポートを作成。一方、親会社へは、サブ連結結果ではなく各個社のデータをデータ連携を用いて提出しています。
単体予算
単体予算編成もSTRAVISで
STRAVISは連結会計業務だけでなく、単体(個社)の部門別予算編成にもご利用いただくケースが増えています。従来はExcelを駆使して作成していた単体予算業務を、STRAVIS上に実装することで、予算編成業務の早期化、タイムリーな予実差異の分析や連結予算との連携も実現します。
Excel単体予算作成業務における一般的な課題
STRAVISを利用した課題解決
単体部門別予算編成業務のシステム実装例
STRAVISは連結会計業務だけでなく、単体(個社)の部門別予算編成にもご利用いただいています。従来は担当者がExcelを駆使して作成していた配賦計算を、STRAVIS上で算出し、短期間での予算編成を実現したほか、タイムリー予実差異の分析(価格差異・数量差異)も併せて可能にしています。STRAVISは、単体(個社)領域での活用方法を、今後も拡大していく予定です。
事業別/顧客別/商品別損益
粒度の細かいデータを用いた損益管理にも対応
STRAVISでは、標準のデータベース、処理機能に加え、製品や、事業、顧客、市場、地域といった、複数のデータ軸や処理を追加するカスタマイズ基盤も有しています。管理したい指標に応じて、STRAVISの機能を拡張することが可能です。
経営管理の更なる高度化を実現する、
管理連結に取り組まれる場合、現状のセグメント、地域といった大きな軸から、製品・事業、顧客・市場、地域・エリアなど、より詳細な軸を情報を収集し、集計されることが予想されます。
EX-MANAGEMENTを利用することで、通常の連結決算以上に詳細な軸(情報)を保持することが可能です。
通常の連結軸の取り方に加え、詳細軸をカスタム軸、ユーザ定義テーブルにて定義することが可能です。また、通常の連結処理以外に集計・計算が必要となった場合は、ユーザ定義ロジックにより独自の集計・計算処理の設定を行うことが可能です。
入力画面イメージ(市場別×地域別✕事業カテゴリ別)
拠点(会社)毎にデータ入力画面を開くと、拠点に応じた市場/地域/事業カテゴリが自動表示される例です。
税務情報(BEPS/CbCR)
税務部門の業務効率化にも、STRAVISは貢献します
STRAVISの特性を生かして、マスターファイル・ローカルファイルの管理や、国別報告書(CbCR)の作成においても業務の効率化が可能です。既に保持している財務情報との連携も容易で、データ収集から計算処理、アウトプット作成までの一連の業務をカバーします。
STRAVISでのBEPS対応メリット
①フラットで収集している会社の制度連結のFSデータやAJEの仕訳(会計制度調整)のデータ活用が可能
②STRAVIS-LINK XB(WEB収集ツール)の活用で、制度連結では収集していないサブ連結孫会社へもスムーズなシステム展開が可能
③LINKの前年度参照機能などを使用した、子会社の入力負荷の軽減や入力精度向上
BEPS対応における利用イメージ(データ収集)
税務関連情報の収集及び親子間でやり取りされるローカルファイル(PDF、Wordを含む)の管理を、STRAVIS-LINKを利用して一元管理することが可能です。
BEPS対応における利用イメージ(レポート)
STRAVIS-LINKを用いたデータの一元管理だけでなく、EX-REPORTによる柔軟なデータ出力機能によって、STRAVIS-LINK/STRAVISに保存されているデータを組み合わせてCbCRを作成することが可能です。
サステナビリティ情報収集・開示
今後重要度が増すサステナビリティ情報の開示のための、各種データの収集やデータ作成、アウトプットの作成も、STRAVISで一元管理が可能です。グループ会社だけでなく、取引先等にもSTRAVISを展開することができ、必要なデータを網羅することで、サステナビリティ情報の開示業務を効率化します。
情報の収集事サステナビリティ例
SCOPE1、2、3をはじめとするサステナビリティ情報を全グループ会社から収集し、本社主管部署におけるリアルタイム管理を実現した例です。
STRAVISを活用するメリット
従来のExcelやメール利用を中心とした作業をSTRAVIS-LINKに置き換えることで業務効率化を図ることができます。
誰にでも入力しやすいデータ入力画面
STRAVIS-LINKでの入力は、Excelライクな操作感です。レイアウトも自由に定義することができます。
ExcelパッケージからLINKへの移行後も、違和感無く操作可能です。
GHG排出量については、ブック内で排出係数を管理し、Excel計算式を使ってCO2排出量の算出することが可能です。
入力チェック、セルコメント、変更履歴など、担当者から精度の高いデータを入力してもらうための仕組みが整備されています。
パーケージ収集状況のリアルタイム管理
STRAVIS-LINKでは、親会社はリアルタイムにパッケージ収集状況を一覧確認することができます。
報告遅延発生をすぐに把握し、該当子会社に対し督促やサポートを効率的に行うことが可能となります。
連結決算業務、サステナビリティ業務も一元的に管理できます。アクセス制御で利用可能な業務を制御できます。
グラフィカルなレポート作成
STRAVIS-LINKで収集したデータを任意の階層で集計し、ポータル画面に表示することができます。
円グラフ、棒グラフなど収集データを視覚的に分析することも可能です。